4月ごろに自宅に太陽光発電が導入され、父からは「ソーラーパネルは偉い。雨の日以外は年中無休でせっせと発電してくれるけえの。」などと家でだらけている僕を見る度にチクリ。確かにこのままでは我が家での順位が完全にソーラーパネルより下になることは明らかでした。
(予想順位は、1位:母 2位:柴犬のハチ 3位:父 4位:ソーラーパネル 5位:僕)
そうしたわけで太陽光パネルには及ばないまでも、何か生産性のあるものはないかとぼんやり考えていたところ、家庭菜園が良いのではないかと思い当たったのです。
今では家庭菜園を始めて7,8か月ほど経ち、ちょうど今植えている野菜のこともネタ切れになったので、今までの間に農園に訪れた(招かれざる)お客様方のご紹介をしていこうと思います。
ぴあの学校彩が丘農園の愉快な仲間たち(その1)
最初にソレの存在に気付いたのは5月の中頃でした。キュウリの葉に1cmにも満たないようなオレンジ色の虫がとまっていたのです。
中々可愛らしい見た目をしているのですが、調べてみるとキュウリの葉を食べてしまう「ウリハムシ」という害虫であり、野菜を育てる人からは「見つけ次第仕留める」というくらいに、かなり目の敵にされているような存在ということが判明。
しかし、僕が見つけてから2か月くらいの間は「穴だらけにされた葉が1,2枚あるかな」というくらいでしたので、慈愛の心をもってして彼らの命の営みを見守ることにしておりました。
様子がおかしくなったのは7月中旬以降、灼熱の日々が続くさなか、奴らの数が異常に多くなっているように感じキュウリの様子を見てみると地面から50cmくらいの高さまでの葉がほぼ全滅、先の新しい葉までムシャムシャと美味しそうに味わっておられる姿を多数確認するようになりました。
その事態を受け、ぴあの学校農園の農林水産大臣から緊急に「ウリハムシ捕縛令」が発令され、僕の心境も阿修羅のように様変わり。地道な捕獲や酢の散布などの対策を講じて応戦するも、酷暑による水切れがあいまり8月の終わりを待たずキュウリは全て天国へ。
ツルも葉も全て枯れ果て、ウリハムシもどこかへ消えてしまったプランターを前にして、どうにも怒りのやり場のない結末となってしまいました。
とても人の手だけで全てを捕まえるのは難しいということが分かったので、来年は防虫ネットの導入を検討中です。
元気に育っていたころのキュウリ。甘くておいしかったです。
また会うときまで首を洗って待っていてもらいたいものです。
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